ということで2学期が始まる前に児童精神科へ3回目の受診をし、長男に学校に対しての気持ちを聞いたところ
すでに怖くて行きたくないの一点張り。そこで先生からの提案がありました。
知能検査の結果から視覚からの情報を多くするほうが長男の不安が取り除ける可能性が高いです。なので授業や学校での1日のスケジュールを見える化できるように担任の先生と相談してください。
以前にブログにも書きましたが、長男はゴールが視覚的に見えていた方が安心?集中して取り組むことができることがわかりました。逆にゴールが見えない状態での作業になると不安になり、集中力もなく母子分離不安も酷くなります。
つまり長男の「学校が怖い!不安!」は、学校での1日のスケジュールがぼんやりとしか把握できていない部分からきている可能性があるそうです。
まずは約2週間後の受診日まで様子を見て、長男の気持ちの変化があるのかどうか。また不安なままであるなら別のアプローチを考えることにしました。
担任と話し合い
事なかれ主義の私にとって、夏休み期間に担任の先生に時間を作ってもらい話し合うことに抵抗がありました。
学校での生活が全くわからなかった私にとって、担任の先生と話し合いすることで色々教えてもらい気づくことができ良かったなと感じています。
そして1時間の話し合いでとりあえず2学期から取り組む内容を決めました。
- 8時過ぎに登校する。遅刻ギリギリ登校はやめる
- 長男用のタイムスケジュール表を作成し、1日を見通せるようにする
- 授業の予習を自宅でする
- 座席を前の方から後ろの席に席替え
- 勉強っぽいドリルを持ち込む
学校での取り組み①登校時間
1年生の時は、担任の先生が朝の会ギリギリに教室に来ていたので、長男が嫌がるのを引き渡すために先生に合わせてギリギリで登校していました。
2年生の担任の先生も同じだと思っていたのでギリギリの登校または遅刻をしてたけど、朝の会などバタバタして長男と向き合えない状態で授業がスタートするので「早めに来て欲しい」と言われました。
先生も8時には教室にいてくれるそうなので、8時過ぎに登校できるように決めました。長男も登校してから朝の会まで余裕があった方が不安になりにくいかもと配慮してもらえることに。
学校での取り組み②タイムスケジュール表作成
学校での1日のスケジュールを見える化して欲しいと伝えたところ、教室の時計の下に毎日のスケジュールを書いてるそうです。授業の内容を細かく書いくれているので見える化はこのスケジュールで大丈夫ということに。
長男が見ないとどうにもならないので、確認するように長男に1日のスケジュール表を持たせる+やることを見える化できるようにしました。
長男タイムスケジュール表の作成
A4用紙に「4時間授業」「5時間授業」「6時間授業」の3種類のタイムスケジュール表を作成。「授業」「授業内容」「やること」の3項目を付箋で貼り管理することにしました。
- 授業:算数、国語、生活など科目
- 授業内容:その日の授業内容を簡単にリスト化
- やること:先生が長男に最低限して欲しいこと
書き込み式にすると毎日毎日印刷しなくてはいけなくなるので付箋を使っています。
特に5分休憩では、先生に「前の授業の教科書・ノートを片付けようね」と言われるまで片づけない状態。さらに先生が伝えないと前の授業の教科書を出したまま机の上がぐちゃぐちゃの状態で授業を受けてたこともあるそうです。
タイムスケジュール表を使うことによって「理解できない時間」や「やること」を見える形にすることで自分で考えて行動に移す。またやるべきことが明確になり、不安を減らせればいいのかなって考えてます。
学校での取り組み③予習
次の日の授業の予習をするようにする。予習と言ってもがっつりするのではなく「明日はここのページをするんだよ」と確認作業のような感じです。
家で「このページを勉強するんだね」と確認するだけでも学校に着いたときに少しでも不安が減るのではないかと先生からの提案です。
授業は1日1ページのペースで進むそうなので、長男に確認しながら取り組んでいきたいです。
学校での取り組み④席替え
「不安」や「怖い」など感じている長男だからと先生の好意で座席を前の方にしてくれていましたが、主治医の先生から「一度、全体を見通せるように後ろの席にしてみませんか?」とアドバイスをもらったので、2学期から後ろの席に変えてくれるそうです。
学校での取り組み⑤勉強っぽいドリルの持ち込み
知能検査の結果、長男は周囲が騒がしいまたは周囲の刺激を受けると集中力が切れるようで、授業中も集中力が切れることが多く授業が終わるまで席には座っているけどソワソワしているそうです。
また授業が早く終わって10分とか時間が余ると不安そうにしている長男。そんな長男を見ていた先生から
同じクラスの子ではないですが、先生が今まで受け持ったクラスの子でも集中力が切れたりソワソワしてしまう子もいたそうです。その場合は、無理矢理授業に参加させるのではなく家から持ち込んだドリルや読書、自由帳にお絵描きまたは触ると気持ちが落ち着くキーホルダーを触るなどその子に合った方法で過ごしてもらったそうです。
ということで長男に相談したところ、持ち込む勉強っぽいドリルの候補を何冊か決めました。
保育園の時にハマったナンプレです。3×3の問題に取り組むようになってから飽きたのか本棚のしまってあったものです。…ドリル?かな。
保育園の時に取り組んでたドリルです。問題に「初級」「中級」「上級」があり、「上級」の問題が残っていたので。
「数字で思考する楽しさ!」を体験できるパズルを解くスタイルのドリルです。自然と算数感覚が付くそうなので、ギリギリ勉強っぽいドリルに入って欲しい。
小学1年生の時から大好きなシリーズのドリルです。小学2年生も残すシリーズは計算のみになっていて毎日の勉強に余裕がある時は 、長男自ら追加で取り組んでくれます。
1回分(1ページ両面)の問題を解いたらシールが貼れる仕組みで、シールを6枚貼ればドラゴンのイラストが完成する男の子の心を刺激するドリルです。
まとめ
2学期から登校渋りの長男の不安を減らすための学校での取り組みについて紹介しました。
担任の先生と1時間じっくりと長男について話すことはなかったので、色々学校での過ごし方を聞けて本当に良かったです。
この取り組みが長男の不安を取り除けるかわかりません。もし不安のままであれば別の方法でアプローチしていく予定です。
ちなみに今日から始業式ですが、数日前から風邪を引いて休みになりました。
って先生と言ってたのに…。ここで落ち込んでてもしょうがない!
来週の月曜日から頑張ります!