小学2年生になった長男は、登校渋りで毎朝一緒に登校しています。気分次第で家と学校の途中で行けることもあれば下駄箱まで付き添って、先生に泣きながら連れてってもらう、そんな毎日を送ってます。
登校渋りの理由は「怖い」から。
そんな息子ですが児童精神科を受診するようになりました。この選択は学校からの指示ではなく、私が児童精神科の漫画を読んだことがきっかけです。
この記事では、登校渋りの長男についてや私や学校の対応、児童精神科に行くとどうなるのか。など書いていきます。
登校渋りをネットで調べても解決策が見つからない人も多いのではないでしょうか。私も解決策が見つからなかった一人です。この記事が誰かの参考になれば幸いです。
登校渋りはいつから?
実は保育園の時から小学2年生の現在までずっと登校渋り(登園渋り)です。もうかれこれ5年ですかね。長い・・・。
ただ未就学児の場合は、登園渋りは一時的なものだとネットや専門サイトに書いてありますが、保育園に2歳児クラスに入園してから卒園するまでずっと続きました。そして2歳の時には登園拒否を起こし2か月間保育園に行けませんでした。
この時の登園拒否の原因は、担任の先生が他の子に怒った時の態度が怖かったそうです。「先生が怒って怖かった」と教えてくれました。
小学校になったら渋りもなくなる。とよく書いてありますが、さらに酷くなったんです。毎日毎日校門まで送り届け、泣いている息子を先生に渡すのを繰り返してました。
「お母さん!!置いてかないで!怖い!」
「学校休みたい!行かないで!」
校門まで親が送っている子は何人かいましたが、ここまで大泣きして抵抗しているのは息子だけ。毎日毎日泣かれ
なんて考えてました。ただ先生に相談すると「泣いても連れてきてください」とハッキリ言われました。
原因は母子分離不安?
登校渋りをネットで調べると必ず出てくる「母子分離不安」。実は私、この母子分離不安という言葉が苦手です。
子どもが愛着対象(親など)から離れると不安に感じることである。
さらに母子分離不安を解決するには、適切な方法で愛情を注ぐと症状が改善されていく傾向があるそうです。「子どもに対して過干渉」「子どもを甘やかし過ぎ」「愛情不足」「子どもの自己肯定感が低い」「怒り過ぎる」「子どもに対して無関心」「なんでも先回りして自立心が育ってない」が原因で、極めつけが「お母さんの日頃の対応・行動を変えれば、母子分離不安が減っていく」
もう今までの育児を全否定された気分です。私のせいで長男が学校に行けなくなったんだと自分を責めて毎日泣いていました。学校に登校できてる子の親は完璧で私はダメな母親なんだとレッテルを貼られた気分でした。
私の育児にも悪い部分もたくさんあると思います。でも精一杯長男に対して愛情を注いでいたのにと後悔の日々でした。
学校の対応
「泣いてもいいのでなるべく連れてきて欲しいです。」これを学校から言われてます。ただ担任の先生も校長先生や他の先生もとても良くしてくれます。下駄箱まで送ったら通りかかった先生が一緒に行ってくれるし、私へのスクールカウンセリングを受けさせてくれました。
でもそれだけなんです。「遅れてきても大丈夫だから」「給食だけ食べに来るだけでもいいから」など気を使ってくれますが、根本的な解決方法にはなりませんでした。
長男の場合、交友関係も良く放課後に友達の家に行ったり、遊びに来てくれたり。学校生活でも休み時間は校庭で遊んでるそうです。勉強面も遅れているようではない状態。
いじめとかあれば先生も対応できるそうですが、長男の登校渋りの原因の「怖い」がなんなのか先生と話し合ってもわからず、2年生の現在まで原因がわからないままです。
児童精神科を受診したきっかけは漫画
児童精神科を受診したきっかけは「リエゾン-こどものこころ診療所-」を読んだことでした。
こちらの漫画は、発達障害がある大人や子ども、その家族、その当事者の生きづらさを描いている医療漫画です。累計100万部を超える話題作になり、2023年1月にテレビ朝日系列にてドラマ化がされました。
もちろん発達障害ではない子どもたちについてもスポットライトを当てている話もあります。ただこの漫画を読んで
そんな風に思えてきました。そもそも長男が言っている「怖い」の理由をわからないまま、学校に泣きながら行かせても大丈夫なのか。
もしかしたら学校が怖いと感じているのには、別の理由があるのではないか。そんな疑問が湧いてきたので受診することにしました。
とにかく長男が今負担になってることを取り除いて、少しでも学校生活を楽しんでくれたら、そんな思いでした。
児童精神科を受診
初回は、1時間半とたっぷりな時間を取ってくださり、以下の3点を中心に話しました。
- 長男の症状や日常生活
- 今後の治療する上で親が理解しておく内容
- 今後の進め方
長男の症状や日常生活
長男を緊張させないためなのか先生は、私から症状や日常生活について話をしていました。長男にはたまに話を振るぐらいで「漫画と違うな」という印象です。
ただ2回目の受診では長男が主に主治医の先生とお話をして、私は補足として少し話したぐらいでした。もしかしたら初めて会う先生で長男が慣れてないからと気を使ってくれたかもしれません。
今後の治療する上で親が理解しておく内容
治療によっては、漢方薬や精神薬を使う可能性もあるということの説明でした。もっと詳しく説明してくれましたが、こちらに書くには難しいので省略します。
また症状が改善されたのかされてないのか、また薬を飲んでみて効果はどうなのかを確かめるために月1回は通院をお願いされました。
今後の進め方
初診は1時間半の診察で終わり、1週間後に長男のテストを受けました。発達具合を見るテストなのかなって思ってます。長男が内容をしゃべってくれないので・・・。テストの結果の結果が出ました。
次は夏休みの終わりぐらいと2学期が始まってから受診しました。
現在の先生の見解
ストレスへの許容範囲とストレスの感じ方が人それぞれで、長男の場合は、学校へ行くと疲れとストレスが溜まる数値が人よりも大きく、そしてすぐに許容範囲を超えそうになり「学校が怖い」「行きたくない」と心が赤信号を出しているかもしれない。そんな話をしてくれました。
たしかにゴールデンウィーク過ぎぐらいまで校門まで行かず、途中でバイバイすることができていました。つまり1学期の1/3は大丈夫だったのかもしれない。
もうすぐ夏休みに入るので、登校渋りが強い場合は様子を見て行ける時に行くようにしています。ここ最近は、週1お休みするかどうか。調子が悪い時は2日休むこともあります。
まとめ
以前は、休んだ時に必ず担任の先生から夕方にお電話をいただきましたが、最近はさっぱりないです。私としてもどこまで学校や先生に対応してもらえばいいのかわかりませんし、先生も息子ばかりにかまっていられないのが現状かもしれません。
今後どのようにしていけば長男のためになるのかわからない状態です。「怖い」と言いながら頑張って最後まで授業を受けてくれますが、泣きながら「頭が痛い」「ダルるくて辛い」と先日帰ってきました。
今週の金曜日で1学期は終了。その後に児童精神科で受けたテスト結果を聞きに行きます。
そんな声が聞こえて聞こえてきそうですが、学校に相談しても解決しないし、どうすればいいのかわからない場合は第3者機関に頼よるのを考えてみてはどうでしょうか。
私の場合は、児童精神科ですがスクールカウンセラーなど学校内で親や子どもの悩みを聞いてくれる制度?もあるので一度相談してみてはどうかなって思います。
息子が一人で学校に行くまで、まだまだ道のりは遠く長いように思えますが、長男のペースに合わせて頑張っていきたいと思います。