小学1年生の4月から約7か月間RISU算数をしていましたが、その後は退会することになった我が家。RISU算数といえば「先取教育ができる」「有名大学に通っている現役大学生の先生の動画が見れる!」「算数のテストで点が取れる!」などプラスの部分を見てしまうと「我が家も!!」ってなりますよね。
ちなみに我が家は、合いませんでした!RISU算数さえ始めれば数学が好きな子になるかも!!と意気込んでましたが、あえなく撃沈…。
そんなRISU算数についてやめた理由を書いた色々なブログを見ますが、我が家は少し違った理由だったので紹介していきます。
RISU算数とは?
引用:RISU算数公式HP
RISU算数とは、無学年制の算数に特化したタブレット型通信教育です。
進研ゼミなどの通信教育では、国語・算数・生活・プログラミングなど総合的に様々な教科が勉強できるようになっていますが、RISU算数は算数のみ勉強できます。
- データ分析により一人一人にピッタリの学習が可能
- 「間違えた問題」「学習内容を忘れるタイミング」を自動生成した問題をすることで学習を定着させる
- 学習状況をサポート側が把握することでとことん丁寧にサポート
- RISU算数の教材には、国語の教科書1年分の文章量が入っている
- 算数の苦手な子でも自分のペースで学習を進められる
- 75%の子供が学年よりも上を先取学習している
SAPIXや四谷学院など難関塾の模試で1位を取ったり、算数オリンピックで金メダル、難関中学合格など親にとっては、期待せずにはいられない成績になっています。
こんな情報を見てしまうと
と期待してしまいますよね。
進まなくなったステージ
長男は、七田式プリントを年少から取り組んでいました。
RISU算数を始める頃には、簡単な足し算・引き算は出来ている状態でしたが、最初のステージから開始しました。(実力テストでちゃんと答えてたのに、なぜか最初のステージ…基礎ができてなかったのかな。)
最初の数か月は、楽しくて楽しくて毎日自主的に取り組むことができて
そんな風に思いつつ、だんだん雲行きが怪しくなってきました。
サポート動画に興味なし
RISU算数の特徴として、有名大学の学生さんからの問題の解説・励まし動画が定期的に送られてきます。
この動画が届くことで「子供たちはとっても喜ぶ」とRISU算数のホームページにも書いてあります。ただ
動画が届いても私に言われてしぶしぶ見る感じがずっと続く感じで、本人曰く「問題を解くのは楽しいけど、動画の内容がつまらない」らしい。
有名な塾講師の人の動画は、話し方や話す内容も聞いてても楽しいですよね。RISU算数で送られてくる動画では、学生だからしょうがないですが棒読みで動画がたんたんと続くだけなんです。
私も一緒に聞いてても違和感があったのを覚えています。そんな理由でRISU算数を始めて1ヶ月ぐらいもしない内に動画を見なくなりました。
もちろん私から「動画見ようよ」と誘ってみても「つまんない」と見てくれず。
初めて学ぶ単元でつまづく
動画に興味が全くない長男は、初めて学ぶ単元でつまづきます。…いえ、立ち上がれないくらい転びました。特に「かけ算」「大きな数(1000、10000)」「図形(立方体・半径・直径)」に入ると全く進みませんでした。
新しい単元に入る時に先生から動画が送られてきて見ますが、頭に全然入ってない状態。そんな状態で問題を解いても「わからなーい」「もうやりたくない!」「つまんない!」の大合唱。
私が説明しても素人なので理解させるところまでいかず、むしろイライラして怒ってしまい悪循環になるばかり。
やめた理由
1.全然進まないのに料金が高い
RISU算数の料金体系は、「進研ゼミ」や「こどもチャレンジ」のように月々〇〇円ではなく、基本料金2750円(月換算)にクリアした利用料金が加算されます。
ステージクリア利用料金は
月クリア | ペースの目安 | 利用料金(税込) |
1ステージ未満 | ゆっくり学習 | 0円 |
1.2ステージ未満 | 少し早いペース | 1,100円 |
1.7~2ステージ未満 | 学校より1.5倍速いペース | 3,300円 |
2~2.5ステージ未満 | 学校より1.9倍速いペース | 5,500円 |
3ステージ以上 | 学校より2.3倍速いペース | 9,350円 |
さらにRISU算数の怖いところは、ステージ利用料金は、利用開始からクリアしたステージ数を利用月数で割った平均数になります。
例1)A君の場合
A君の場合は、毎月1ステージ未満で継続して学習していたため
基本料金2,750円 + 月額利用料0円 = 2,750円
例2)Bさんの場合
Bさんは、利用開始月から4か月間は2.5ステージ、5~7か月間は1ステージ未満の場合は、
(2.5ステージ × 4か月 + 1ステージ × 3ヶ月)÷ 7か月 = 1.85ステージ
月平均1.85ステージのため月額利用料は、3,300円になります。つまり
基本料金2,750円 + 月額利用料3,300円 =7,050円
月額利用料の3,300円だけみると他の通信講座よりも安く感じますが、基本料金をプラスすると高くなります。
我が家は7か月で辞めましたが、辞める前月まで月額利用料5,500円支払っていました。
全くRISU算数をしない月があっても利用開始からの平均のクリア数が出てしまうため、割高になってしまうこともあります。子供がやる気を出してくれるまでお金を払い続けて待つかと色々考えましたが、一度やる気を無くしている我が子を私の力だけでRISU算数へ戻すのは困難だと結論に至りました。
2. 復習なんてしてくれない
RISU算数の特徴である解いた問題を繰り返ししてもステージクリアに加算されません。そのため「つまづいた部分をもっと遡って勉強し直す」など今まで解いた問題を見直したいときに見れるのは大きなメリットですよね。
ただ長男は、前に進むのはいいけど、後退したくない。つまり復習はせずに新しい単元を進めたい派だったのです。理解できているのかわからないのにどんどん単元を進めていくため手遅れになった時には、すでに「算数つまらない」「こんな上の学年の勉強はしたくない」など拒否反応が出てRISU算数がお蔵入りしました。
3. 低学年は、親が必須
送られてくる動画を見るだけで自主的に勉強を進めてくれるとRISU算数のホームページに書いてありましたが、一部の子供だけじゃないかなって感じます。
一回の動画を見て理解できるのは天才ですよね。ましてやわからないからと動画を何回も見る子供って少数派な気がします。
楽しく先取り学習を勝手にしてくれるー!と甘く考えてる人には、RISU算数はおすすめできません。料理や他のことをしてる時に「わからなーい」の長男の声に呼ばれるストレス。
4. 夢を見ちゃいけない
RISU算数に関して書かれているブログの中では「4年生で6年生までの学習が終わりました!」「1年間で6年生までの学習終了!」などみんながみんな先取りが成功しているように感じますが…たぶんその陰で多くの夢を見ていた母親たちの挫折と言う屍がある…いや!絶対多いはず。
と勘違いしていた一人です。子供に夢を見るのは、止めましょう。そして現実を見るのが大切です。
まとめ
この記事のポイントをまとめると、
- RISU算数について解説
- RISU算数のシステムに合う子にはおすすめ
- だんだんとタブレットに触れる回数が減ってく
- 送られてくる動画を見ないで進めることは難しい
- 自分の子供に夢を見ると失敗する
- 低学年のうちは親のサポートが必須
- ステージの進み具合によっては料金が高くなる
RISU算数は、辞めてもタブレットがそのまま貰えるのがメリットとなります。ただ辞めて半年以上経ちますが、使わない。見ない。勉強するなんてもっての外です。
RISU算数を始めたいと思っている人に伝えたいのは、RISU算数のシステムに合えば先取学習ができるので、本当に最高の通信教育だと思います。ただ合っているのかどうかが1ヶ月~数か月後になるので、注意が必要です。
ちなみに1週間の体験では、我が家はわかりませんでした。むしろこの調子でいくとすぐに6年生までの勉強が終わるんじゃないかと夢を見るぐらいでした。
今後は、現在の我が家の家庭学習について紹介していけたらなって思ってます。外注(通信教育・塾・公文など)ではなく、私と子供たちで話し合いながら1日の勉強量と時間を決める家庭学習で頑張り中です。