お久ぶりの投稿になります。
そしてほぼ学校に行ってなかった長男も4年生になり、学校に行くようになりました。
小学1年生からの登校渋りから始まり、1年生の夏に引っ越しを機に転校するとともに学校へ行けなくなる日も増え、2年生の終わりにはほぼ学校へ行けない状況へ。
3年生は、運動会・社会科見学など行事の時は頑張って行ってましたが、やっぱり教室内に入るのは「怖い」と言って授業を受けることはほぼなかったです。
転機
2年生の秋に精神科へ通うになりました。
「もしかしたら発達障害?不安気持ちになるのは何が原因なんだろう」
「精神科へ通えば原因がわかって学校に通えるようになるかも」
そんなすがるような思いで通いました。
でも通って1年半経っても長男に変化がなく、通う必要があるのか悩み始めてました。
通い始めて半年から処方されたのは、漢方薬(ツムラ抑肝散)と微量の不安を取るお薬(リスパダール1%です。
血液検査でわかったこと
処方された薬を服用して1年。先生から
「身体への薬の影響を調べるために血液検査をしましょう。」
血液検査の結果は、酷い貧血だったことがわかりました。
そこで鉄分を補えるフェロミアを朝晩1回ずつ。
毎日22時から朝8時まで寝ているのに疲れが取れていないので、睡眠の質を上げるメラトニンも服用することになりました。
変化が現れる
鉄分とメラトニンを服用を始めて1ヶ月ぐらいから、朝起きてきたときの顔色が良い。
起きてきてもリビングで横になっていたのに、今では横になることが少なく朝食も取ることができるようになりました。
そして1番嬉しかったことは前向きに物事が考えられるようになりました。
3年生の3月頃には、体育(跳び箱)が1時間目の時は、参加するように(もちろん体育館の外で私が待っています)
その後は、一人で教室まで宿題を出しに行ったり(もちろん下駄箱で私は待ってます。)給食を食べてきたり、最後まで授業を受けてきたりと驚く出来事ばかりでした。
新4年生になると
3年生の3学期のようなミラクルが4年生になっても続かないよな・・・。って期待せずにいました。期待し過ぎると辛いので。
でも春休みになっても「学校楽しい。早く学校始まらないかな」など前向きな言動が多かったです。
そして春休み中にあった離任式には、下の子のスイミングの春講習があるから行けないよ。って伝えると
「校長先生と1年生の時の先生がいなくなるんだって。「ありがとうございました。」って伝えたいから1人で行ってくる。」
以前の怖くて廊下の隅でうずくまってた長男と同じ人間なのか!?って思えるぐらい頼もしくなっていました。
そして4年生になって4日目。
弟と2人で登校してます。
夕方になると「怖くなってきた」と言いますが、朝になると「学校に行ってくる!友達呼んでもいい?行ってきます!」と元気よく登校していきます。
夢にまで見た門で子供たちを送り出す風景。
3年かかりました。
毎日付き添い登校をして、お互い苦しい思いもしたし、恥ずかしい思いもしました。
むしろ小学校は登校するのは無理だろうな。って諦めてました。
「学校に行きたい」
「なんで僕だけ教室に入れないの」
「友達と休み時間に遊びたい」
「怖い。行きたくない。でも学校に行きたい」
毎日毎日、自分を責めていた長男。次男が小学生になった時には荒れました。
怖さもなく学校へ行ける次男。
「なんで僕だけ?僕がいけないの?」
「なんで?なんで?」
苦しんでました。
今では「怖い」と言うことはあるけど笑いながら、次男と登校する長男。
夢のような光景です。
薬を服薬することについて
ネットでは、「精神科へ行ったら終わり」「薬を服薬したら元に戻れない」など目にします。
もちろん私も長男に薬を飲ませることに、とても不安がありました。
なので先生と話し合いを重ねて、現在の治療方針になり、そして1年半はかかりましたが学校へ登校することができました。
また不登校の子が薬を飲めば登校できるわけではないので注意してください。
もし薬の服用を考えるのであれば信頼できる精神科へ受診してみるのもいいのかもしれません。
薬を服用して学校へ通えた例として参考にしていただけると幸いです。
また現在は登校していますが、いつまた学校へ行けなくなる可能性もあります。
まずは焦らずじっくりと子供と向き合うことが一番大切なことだと感じてます。