長男が小学1年生になった時から習い事として通っているロボット教室。
子どもが習いたい!と言ってるけど、ロボット教室ってどんなところ?
ロボット教室に通って意味があるの?
そんな疑問を感じている人もいるかと思います。
通常のロボット教室についてのブログとは、違った視点で通っている実際の感想を紹介します。内容としては、
- 教室によって先生の考え方が違う
- プライマリーコースとベーシックコースの差
- 組み立てが大好きな長男と普通な次男の差
ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
我が家はヒューマンアカデミーロボット教室
小学校からロボット教室の体験チラシを持って帰ってきた長男。
元々、レゴやLaQなど作り方を見ながら作品を作るのが得意だった長男にはピッタリな習い事だと感じてましたが、月謝や初めにかかる金額に尻込みしてしまった私。
ヒューマンアカデミーロボット教室にかかるお金
全国に1,600教室ある日本最大級のロボット教室であるヒューマンアカデミーロボット教室。
1回90分の授業を月2回行うことで毎月1体を完成させてます。
入会費用 | |
入会費 | 11,000円(税込) |
教具代 | 33,000円(税込) |
月額 | |
授業料 | 10,340円(税込) |
テキスト代 | 550円(税込) |
つまり入会時は、2人分で88,000円。毎月21,780円の支払いをしてます。
‥‥高過ぎる…。
では次から通ってみて感じた感想を紹介していきます。
1.教室によって先生の考え方が違う
我が家はロボット教室に通い始めて4か月後ぐらいに県外に引っ越しました。
なので途中から教室が変わっています。引っ越し前の教室をA教室、引っ越し後の教室をB教室として書いていきます。
まずは、ヒューマンアカデミーロボット教室のコースは6つのコースがあります。
コース名 | レベル | 対象学年 |
プレプライマリー | 1ページ1ステップで小さい子でも安心 | 4歳~ |
プライマリー | プレよりも少し難しくなるけど初心者向け | 5歳~ |
ベーシック | 動きや構造の仕組みを理解と観察 | 小学生~ |
ミドル | より複雑な構造のロボットを製作 | 小学生~ |
アドバンス | ロボットやプログラムの開発を行う | 小学生~ |
ロボティクスプロフェッサー | もっと専門的なロボット工学を学ぶ | 高学年 |
引っ越し前のA教室の場合
A教室に通っていたのは、入会して4か月ぐらいでした。
特徴としては、
- 教室には、様々なコースの子どもたちが一緒に作成する
- 先生やアシスタントが手伝ってくれて、長男も次男も必ず完成させて終わっていた
- ロボットの構造や仕組みよりも一人で組み立てられるかどうかを重視
教室は音楽教室のホールで、1室で長机を置いて授業をしていました。別の曜日や時間にはダンス教室をしたりとロボット教室専用ではなかったです。
組み立てるのが得意な長男は、入会時からベーシックコースからスタート。
組み立てがそこまで得意ではない次男は、プライマリーコースからスタートしました。ちなみにプレプライマリーコースは、2023年に新設されたコースになります。
そして入会から4か月目、つまり引っ越し前には先生から
「長男は、組み立てるのが上手だから次からミドルコース、次男はベーシックコースにしよう」と提案を受け
コースが上がることを聞いて嬉しさよりも不安のほうが大きかったです。結局、コースが上がることなく引っ越しになりました。
引っ越し後のB教室
引っ越し先のB教室は、学習塾の中でロボット教室の授業が行われています。
A教室は1室をロボット教室の生徒だけでしたが、B教室はロボット教室以外のプログラミング、化学実験教室など同じ時間に様々な授業をしていて驚きました。
教室を変えて初日の授業の終わりに先生から
「なんでベーシックコースにいるの?」
「自分で希望した?」
「基礎が全然理解できてないよね。なんでベーシックコース?」
と質問攻めを受けてました。授業初日は、私も一緒の教室で見学してましたが他のベーシックコースの子どもたちの理解力・発想力が全然違うんですよね。
長男はベーシックコースでも一人で組み立てることはできるけど「なんで動くのか」「どうしたらテキストに書いてある動きができるのか」など頭で考えること、つまり観察と検証が必要になってくるのがベーシックコース。
プライマリーコースでしっかり1年間基礎を学ばないとベーシックコースは厳しいのかなと他の子や先生の話を聞いて実感しました。
完成せずに帰ってくる次男
A教室ではロボットを毎回完成させていた次男ですが、B教室では半年ぐらい完成させて帰ってくることが1回もありませんでした。
つまりA教室では、先生やアシスタントさんが手伝っていた割合が大きかったということになります。
完成できないので、次回の授業までに家で作ることを約半年間し続けているとプライマリーコースのさらに下のコース「プレプライマリーコース」ができ、先生のアドバイスですぐにプレプライマリーコースへコース変更しました。
A教室の先生の「組み立てられるなら、どんどん難しいコースへ」
B教室の先生の「基礎をしっかり学ばないと意味がない」
コースのレベルが下がるのはショックだけど、基礎がなってない状態でどんどん難しいコースに進めば、途中で挫折する可能性もあるのでB教室に通えるようになって良かったな。って思っています。
ヒューマンアカデミーロボット教室は、全国に1,600カ所の教室があるので、入会してから教室を変えることも可能です。
振替制度があり、違う教室へ振替えることが可能なので各教室の先生の方針を見極めるのもいいかもしれませんね。
2.それぞれのコースの違い
我が家では「プレプライマリーコース」「プライマリーコース」「ベースコース」の3つのコースを受講しているので、それぞれのコースの違いを紹介していきます。
使うパーツの説明
プレプライマリーコースは、1ページで使う分だけのパーツが原寸大の写真が載っているので、未就学児でも集めるパーツが少なく理解しやすいです。
プライマリーコースでは、その日に使うパーツが全て1ページに原寸大の写真で記載されています。プライマリーコースからパーツごとに全て集めて組み立て始めます。
年中だった次男は、この集める作業は苦手なようで途中で投げ出すことがあったと長男から聞いてました。
ベーシックコースでは、写真が原寸大ではないし、パーツ名も数の記載もなく組み立てに慣れている人向けのように感じます。
組み立ての説明
プレプライマリーコースは、差し込み部分であったり、組み立てる順番が丁寧に説明されています。このお陰でプライマリーコースでは、ほぼ一人で組み立てができなかった次男が一人で組み立てることができるようになりました。
プライマリーコースでは、プレプライマリーコースよりは説明が簡素化します。そして写真にもあるようにギアの使用個数が多いこと。そしてプレプライマリーコースよりも組み立てが難しくなっています。
特にギア部分では「未就学児に一人でできるのかな?」と感じてしまうほど。
ベーシックコースでは、私個人の印象としてはプライマリーコースと組み立てる難しさで比較すると同じくらい…むしろ少し簡単になってる感じがします。ただその分、観察と検証を重視していると思います。
例えば、上の画像にある「うさ王」というベーシックコースの1つのロボットですが、見た目はプレプライマリーコースでもできそうな感じです。ただ
かべにあたると同時に、手でスイッチをきりかえるのは難しいね。手を使わずにスイッチを切り替える方法を考えてみよう。
テキストから引用
考える部分ではプライマリーコースとは、かなりレベルアップしてます。
観察と検証
テキストの最後のページには作ったロボットについて観察や検証する項目があります。
プレプライマリーコースには「ロボットを動かしてみよう」や「パーツについてのクイズ」が記載されてます。
プライマリーコースは、観察がメインになります。「パーツの位置を変えたらどうなるのか」「スイッチを入れたらどちらに進むのか」他には、余ったパーツで改造したり、他の子とレースをしたりがメインになります。
ベーシックコースでは、写真のように「電気の流れとモーターの回転」など理科の分野がでてきます。
3.組み立てが大好きな長男と普通な次男の差
長男は設計図(作り方)を見て作ることが大好きで年中の頃には、立体的なLaQ(恐竜、ヘリコプターなど)を一人で黙々と作ってました。
そして年長の時にプレゼントしたのがレゴブースト。猫のロボットを一緒に作ると、写真にあるロボットを一人で作り上げることができたんです。
スマホやタブレットの専用アプリから画像のみで組み立てるため、文字が読めなくてもやる気と集中力があれば年齢が低くてもできる玩具なのかなって感じてます。
A教室の先生には「才能があるねー」なんて持ち上げられ長男も私も舞い上がってました。
年長の次男
長男に比べて作り方を見て作ることが長男に比べて苦手な次男。むしろ体を動かすスポーツが大好きな子です。
もちろん入会時は、一番簡単なプライマリーコースからスタートしました。
B教室に変更したあとはプライマリーコースでも難しかったのか、授業中にロボットを完成させることができませんでした。
先生がロボットを作ろうと催促してもやる気がない?集中力が続かない?難しすぎてわからないから
「ここまでしか組み立てられず、家で一緒に作れたら作ってください。」
「今日は集中力が続かず、回転寿司ロボットが高級寿司しか作れませんでした」
全くロボットを作れずじまいでした。
ただプレプライマリーコースにコース変更をするとギアの嚙み合わせ以外は、一人で作れるようになったと次男が毎回楽しそうに教えてくれます。
そして先生と私、長男、面倒を見てくれているアシスタントさんとも一人で組み立てられたことを一緒に喜んでます。
ロボット教室は、早く習ったら良い!わけではなく、子どものやる気と写真からの情報を読み取る力、理解力が必要になってきます。
子どものペース・レベルに合わせると楽しく通うことができそうです。
まとめ
今回は、ロボット教室について実体験をふまえて紹介しました。
- 教室・先生によって方針が違うので、色々な教室で授業を受けた方がいい(振替制度を有効活用しましょう)
- プライマリーコースとベーシックコースとでは、組み立てるから考えるにレベルが上がる
- 組み立てるのが好きな子・興味がある子にはロボット教室はおすすめ
- 組み立てるのが普通・苦手な子は無理のないレベルから始めるのがおススメ。また親のサポートが必要になる場合がある。
- 通って意味があるのかどうかは、どうだろう。どの習い事も継続しないと意味があるのかどうかはわからないですよね。
どんな習い事もそうですが、習っている本人が楽しそうに取り組んでいれば習っている意味があるのかなって思います。
ただロボット教室を習うのであればコースの選択を間違えないようにする必要があると思います。「難しそうだな」と感じるのであれば先生に相談すればコースのレベルを下げてくれたりと親身になって考えてくれます。
1年半通ったコースは、長男はベーシックコース→プライマリーコース→ベーシックコースとベーシックコースのまま。
次男は、プライマリーコース→プレプライマリーコースとコースのレベルを下げてます。
コースのレベルが上がらなかったことは残念ですが、私が大切にしたいことは
- 長男・次男が楽しむことが一番
- コースを上がることよりもロボットの構造や仕組みをしっかり学んでほしい
これからロボット教室を習わせてあげたい。習わせようか迷っている人の参考になれば幸いです。